強みと実績

当社では、先々代より「卒塔婆は亡くなった人へのお手紙である」と伝えられてきました。一本一本には故人への感謝や祈りが託されるため、私たちは製造のすべての工程で慎重さと丁寧さを何より重視しています。その想いを形にするため、仕上がった卒塔婆はすべて目視で確認し、一本たりとも見落としのないよう全数検査を行っています。節やささくれ、反り、印字や墨の状態まで細かく確かめ、祈りを届ける「お手紙」としてふさわしいかを丁寧に判断します。祈りを形にし、想いを未来につなぐこと――その品質への姿勢こそ、私たちが代々守り続けてきた仕事であり、使命と考えています。

当社の卒塔婆は、品質の安定性と扱いやすさが評価され、現在では日本全国のおよそ三百以上の寺院さまにご採用いただいております。地域や宗派を越えてお選びいただいているのは、一本一本の仕上がりにこだわり、ご住職さまや檀家さまの祈りに寄り添うものづくりを続けてきた結果だと考えております。これからも「祈りを託すにふさわしい卒塔婆」をお届けできるよう、丁寧な製造と品質管理を大切にしてまいります。